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第2回 長野県の上田勝年さんのりんご園を訪ねて(1/3)

  好天気に恵まれた中央自動車道を一気に走り抜け、上信越自動車道の信州中野インターチェンジを出ると、さすがりんごの産地、あたり一面に、収穫を終えたばかりのりんご畑が見えてきた。この日は、12月とはいえ、暖かな日差しとさわやかな風が吹き渡る絶好の取材日和となった。

 下高井郡山ノ内町戸狩の上田勝年さんのお宅は、インターチェンジを出て約30分ほど走り、それからまた、細い路地をしばらくいったところにある。上田さんのお宅は、赤い屋根が印象的な平屋建ての大きなお宅だった。奥様はじめ、ご家族の皆さんに出迎えられ奥の部屋に案内された。長野のこの地方ならではの野沢菜、たくあんのお漬物をはじめ、みかん、りんご、お菓子、お茶等、堀ごたつの上一杯のおもてなしを受けながらの取材となった。

1)こどもたちの怪我と電子水の驚異



上田さんのご自宅

  記者:上田さんが“電子”と言う言葉をお知りになったのはいつごろですか?

上田さん:「静電三法」の植物波農法に基づく“電子”という言葉をはじめて聞いたのは昭和46〜47年ころに中野という所で電子農法の研究会に誘われて行った時のことです。日本電子物性研究所の方が来られ、電子の技法(
「静電三法」の技術をこう呼んでいた)についての基本的な(炭、空気、水について)話をされました。

 電子水(
「静電三法」の“物質変性法”にある静電変性法による飲料用水の改質水の一つ)を使ったら味が良くなるとか、炭素埋設の話とかがあったが、その時は意味が分からなかったですね。

上田さんは、当時はまだ“電子”が楢崎皐月氏の「静電三法」の技術であることをご存じなかった。

 それから、しばらく経った頃に妻がモラロジーの婦人部の会に参加した時に「いい水がある!」と聞いてきて、もらい水をしていた、ちょうどその頃です。昭和53年、息子がヨチヨチ歩きの時ですが、りんごの留め金が息子の足の親指に刺さり、そこから膿が出ていたわけですよ。“いい水”とは“電子水”のことで、近所の方から電子水をもらって、その親指に当てていたらすっかり直っちゃったんです。薬を一切使わずにですよ。

 また、昭和56年に息子が四歳の頃です。軽トラックの荷台から落ち、頭を打ち出血した訳ですよ。カマイタチといって頭がパカッと割れてしまって、すぐに近所の北原さん宅より電子水をいただき、頭の血が止まるまで水をかけ続けました。

 その後も電子水の湿布をして絆創膏で抑え、包帯で止めていただけで治した経験があります。お医者さんには見せずにです。そんな体験を重ねて「これは本物だなー」と感じました。

 



上田さんご夫妻



蜜をたくさん含んだ電子栽培りんご
(クリックで拡大)

   その後、夏ごろだったと思いますが、当時、5年生だった娘が自転車でブロック塀に激突して頭と足を骨折し8針も縫う大怪我をした時のことです。最初、意識が無かったようですが、連絡をもらって駆けつけ、すぐに電子水を掛けてやると意識が戻り「どこも痛くないよ。救急車を呼ばなくていいよ!」と言うんです。それでも、すぐさま入院させ2日間入院したわけですが、入院中も電子水で湿布してやりました。ぶつけた側とは反対の顔面が黒く腫れ上がり、目の中の充血がひどく、お医者さんからは「直るまで3ヶ月はかかるでしょう。夏休み中は大切に、無理をしないように!」と言われていたのですが、退院後も1日に4〜5回位電子水のシップを取り替えてやっていました。約1ヶ月で完全に治りました。

 先生も治りの早いのには愕かれました。目の充血も徐々に薄れ、顔面も1ヶ月で元通りきれいに直りました。とにかく、どんな怪我でも直りが早いのにはびっくりしました。

 電子水が活性水といわれる訳を、日常の子供たちのさまざまな怪我を通して教えてもらった気がします。体験してみないと判らないことだとは思いますが・・・。でも電子水を湿布しているだけで傷が早く直るのです。


2)電子栽培技術の導入と苦悩、そして確信

記者:本当に子供さんたちには大変な怪我ばかり続き、さぞ驚かれたことでしょうね。お子さん達の様々な怪我を治した体験を通して“電子水”のすばらしさ、すごさに気づかれたというわけですね。それでは、その“電子水”を農業に使われ始めたのはいつごろですか?

上田さん:農業面への利用は昭和57年頃からです。最初はりんごの木に使いはじめ、次に畑の作物にかけて利用していました。当時、りんごの木は土壌の病気のモンパ病、フラン病、その他多くの病害虫などで30年から40年生の大木が枯死したり、幹がやられたりして大変痛んでいました。こんな折り、電子栽培と言う技術を使って無農薬、無化学肥料という、これまでには到底考えられなかった“りんご栽培”ができるというお話を聞きました。大変興味を持ちましたね。まず、生物の基本的な成り立ちや問題点等のお話を聞き、この時、自分も発想の大転換をしなければいけないと感じました。無農薬栽培(減農薬栽培)にふみ切ったのは、この後すぐのことでした。

 まずは、電子水を製造する装置を設置しなければなりません。施設は4トンの地上タンク、20トンのサブタンクを設置し、次に電子水散布専用スプリンクラーなども導入しました。当初はずいぶんお金がかかりましたが・・・・・・・。果樹園への電子水散布は天気にもよりますが1年に8回から10回くらいは行います。スピードスプレーヤー(SS)で電子水の霧散布を開始すると、あたり一面にうっすらと虹ができ、電子水を浴びた後のりんごの木や葉は皮膚呼吸をして一息ついているかのようです。

 



電子水散布専用スピードスプレイヤー(前)



電子水散布専用スピードスプレイヤー(後)

   電子水の霧散布は消毒と消毒の間と生育過程の後半の時期に集中的にやることを原則にしています。

 無農薬栽培といっても消毒を一切やらないという方はいないと思います。周りの果樹園で、農薬をどんどん撒きますから、害虫は無農薬栽培の果樹園にみんな集まってきますよ。だから僕たちは1回でも2回でも農薬を減らそうと減農薬栽培を目指している訳です。

 果樹園の管理は本当に大変です。果樹は永年作物ですので、短期間に効果は見えてこない。除々に良くなってきているのですが、それが目に見えはじめるのが、早くても3年くらいはかかります。ジッと我慢の子ですよ。
 電子水と同時に開始した炭素埋設は、ワイ化栽培のウネに溝炭埋をすることからはじめました。ところが、1年目は、葉の病気のタンソ病やリンモン病が多く発生して、どうなるかと思っていましたが、2年目以降には、そのような病気は次第に減少していき、樹木も元気になりはじめました。

 炭埋をすると根の張り方がとても良くなり、樹木がグーンと伸びてきます。樹木が大きく伸びると、葉っぱもたくさん茂ってきて、その葉で光合成を盛んに繰り返し、りんごの木全体が元気になってきます。うちのりんごの味や香りがとても良いのは、つまりはりんごの木がとても元気な証拠なんです。

 それと、りんごの味は収穫時期の気温に大きく影響されます。収穫直前に昼と夜の温度差が大きいほど蜜をよく含み、糖度の高い美味しいりんごになるわけです。勿論、基本は、りんごの木そのものが元気でなくてはいけませんがね。

 また、「静電三法」にある損傷電位の活用でりんごの色がとても良くなると聞いております。りんごの付け根の茎の表皮に針で小さな傷つけるものですが、茎の身の部分に届かない程度に浅くつけてやるのがコツです。試しにやったことはありますが、その作業はとても時間がかかります。

 このりんごを食べていただいた方からは、「この電子栽培りんごを食べたら、もう市場に出回っているりんごは食べられないわ!」とおっしゃっていただいております。生産者として、これ以上うれしいことはありません。

 そういえば以前、波動の研究をしておられる方が、うちの電子栽培りんごと他の普通栽培のりんごの波動測定を行ったことがありました。うちの電子栽培りんごは+が出るのですが、他の普通栽培のりんごの方は−が出るわけですよ。その方の説明によれば、電子栽培りんごは波動(微弱)エネルギーのバランスがよく、人間の体に取り込まれた時、体内の臓器のエネルギー状態の歪を調整したり、良い影響を与えてくれるりんごだと言うことでした。

 



電子水製造タンク(4トン)



電子栽培の巨峰の木

  上田さん:例年だと3月まで雪があるのですが、今年は2月から雪がない。雪が少ないと果物の味がのらないということがあります。近所の方が山に山菜を採りに行ったのですが、いつもの年に比べ、今年の山菜の味は薄いといっていました。今年の冬の温暖な気候が、りんごや他の果物に悪影響を及ぼさないといいのですが・・・・・気になります。

記者:昨年、上田さんが作られた電子栽培のブドウ(巨峰)を楢崎先生のお嬢さん(石田博子さん)と楢崎先生の直弟子の富山の松原さんにお送りしたところ、お二人とも、とても感激しておられました。「種無しブドウ(巨峰)なのに、こんなに粒がしっかりして、大きくて、とてもジューシーな味でした。」、「いったい誰がこんなすばらしい巨峰を作ったのですか。」、「こんなすばらしい巨峰を作れ
るのは、たいした技術を持っておられるはずだ。」「こういう技術を持っている方を、是非、全国の人にお知らせしないといけない!」とおっしゃっておられました。

上田さん:この技術を使って巨峰を作り始めて3年になります。生産の方法は基本的にはりんごの木と同じです。ブドウは通常、脱粒しやすい果物ですが土壌、水、肥料のバランスをうまくとってやることで脱粒しにくくすることができます。ぶどう園でも炭素埋設、電子水散布を活用しています。

記者:松原さんのグループの方で、山梨県でワインを作っている方がおられますが、その方たちもブドウ作りに損傷電位の技術を使って栽培しておられると聞いております。「植物波農法」に書かれている技術は、果実生産者にとっても、まだまだ利用する面が多くありそうですね。

上田さん:農業面への利用は、まだまだたくさんあると思いますが、私たちは、まだ、その一部しか使っていないですよ。
「静電三法」の植物波農法に書かれている様々な技術を取入れて果実を生産されている上田さんのこれまでの経験とノウハウは、今後、環境に優しく、消費者にうれしい本来の農業を目指す方達の大いなる指標となるに違いない。

 



上田さん

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